入園式・入学式・卒園式・卒業式の撮影は、「何をどう撮るか」で迷いがちです。実際に我が子2人を何度か撮影して分かった結論はシンプルでした。
入園式・入学式・卒園式・卒業式の撮影は、式典内は動画。それ以外は動画+スナップ。
このルールだけで、撮影の失敗は大きく減ります。この記事では、SIGMA16-300mmとSIGMA18-50mmを使った実体験ベースで、失敗しにくい撮影ルーティーンをまとめます。
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CHU撮影歴1年ちょい。子ども撮影で失敗しながら学んでいる40代会社員です
まず最初にやること:プログラムと撮影ルールの確認


これがかなり重要で、おろそかにすると当日焦ります。プログラムや撮影ルールを事前に確認することによって
- 撮るべきタイミング
- 立ち位置
- 機材制限
すべてが見えてきます。特に重要なのが機材の制限です。式典内では壇上の子どもを狙う場合、基本的に座ったままで撮影をすることになりますので、望遠域を多用する場面が多々あります。また個人的には必ず「サイレントモード」に切り替えることを強くおすすめします。マナーの問題ですが、電子音がチラホラ聞こえるのはあまりよろしくないと思います。
- 三脚の可否
- 撮影エリアの制限
機材についてはこの2点です。座席だと一脚を許可することは多いですが、自撮り棒や三脚は基本NGが多いです。ここを外すと、どんなに機材を揃えても対応できません。



撮影自体をNGとしているところもあります。その場合は式典中はお子さんを見守って目に焼き付けましょう。
結論:撮影ルールはこの3つだけ


- 式典内:動画に集中(望遠レンズ)
- 式典外:動画+写真(標準レンズ)
- レンズは役割で使い分ける
これだけで、撮影の成功率はかなり安定します。失敗できない厳粛な式典中は動画でチャンスロスを減らしつつ、式典外の比較的自由に動ける場面では必要な画を撮りに行きます。大事なのはその時に適したレンズを切り替えるタイミングを予め決めておいてなるべく切り替えるタイミングを減らすことです。
撮影ルーティーン(この通り動けばOK)
撮影ルーティーンは主に「式典外」「式典中」の2つのシチュエーションで画を取りに行きます。紹介するルーティーンは自分の個人的な感覚もありますが、一例として覚えておくと迷いが少ないのでおすすめです。
式典外:18-50mmでスナップ重視
式が始まる前は、18-50mmでスナップ中心に撮影します。
- 緊張している表情
- 友達とのやり取り
- 家族との時間
こういった「今しか撮れない瞬間」はこの時間帯に集中しています。また式典前には多少余裕があるので動画で全体の雰囲気を撮ってから、入学式の看板前で写真は撮っておきたいかなと思います。撮り終えたら16-300mmにレンズを交換して余裕をもって式典に臨めばOKです。式後も同じようにとにかく余裕を持つことが大事です。



看板撮影は式典後でもチャンスはあります
式典中:16-300mmで動画に集中
式典が始まったら、基本は動画のみでOKです。
式典中、特に壇上を狙う際には会場の規模と保護者席の場所によりますが、おおむね焦点距離が100mm以上になる場面が多いと思います。そんなときこそ16-300mmの出番です。表情を狙うよりも少し余裕を持った画角で撮影するとブレが安定し、後ほどクロップしてズームを編集で補填すると、安定した撮影が出来るのでおすすめです。



150mmを軸にバストアップではなく、画面半分に子どもの全身が入るくらいが全体を捉えて表情がわかるラインかと思います。
入園・入学式は意外と撮らない
自分の場合だけかもしれませんが、卒園・卒業式とは違い、入園・入学式では自分の子どもの出番はかなり少ないです。今年に至っては動画を撮影したものの、基本的には先生からのお言葉など、自分の子どもが壇上に登ることがないので、全体的な雰囲気を撮影するにとどまりました。



これはプログラムで確認して、本当に必要な画がなければ無理して撮らずにお子さんに目を向けた方が、結果的に満足度は高いと感じました。
卒園・卒業式はめちゃくちゃ撮る
こちらが本命です。子どもが目立つ機会が多いのが卒園・卒業式です。
- 代表に選ばれた時の挨拶
- 卒園・卒業証書授与
- 合唱
- 入退場
証書の授与については、全員が対象なので、必ず抑えておきたい場面です。こちらも画角を狭くし過ぎず、子どもの表情がわかるように撮影をします。注意点としては撮影中にズームを繰り返すと逆に酔ってしまう動画になったり、ブレの原因になりがちです。後ほどクロップすることを考えて余裕を持った画角がおすすめです。



長回しは極力避けて、ピンポイントで動画を区切りながら撮ると後ほど編集やシェアがしやすくなります。
望遠レンズの注意点


標準レンズ18-50mmは普段のお子さんの撮影方法で問題がほぼないと思います。鬼門は普段あまり使わない望遠レンズでの動画撮影だと思います。ここではその注意点と対策についてまとめてみました。
三脚はほぼ使えないと考えていい
撮影機会が多い卒園・卒業式は特に「厳粛に式典を行う」幼稚園、学校が多いです。ですので基本三脚などの設置はNG。手持ちだと不安定になりがちなのでここで対策を考える必要があります。おすすめは座った状態で補佐的な役割で一脚を使う方法です。手ブレ補正が優秀なカメラでも150mm以上の焦点距離になると、少しのパン(横移動)でもかなりブレます。
この焦点距離はスマホではなかなか撮影が出来ない領域になります。



事前に150~200mmでどれくらい揺れるか実際に慣れておくことをおすすめします。
望遠域のブレを極力減らす方法
ファインダーは使わなくてOKです。
- バリアングルモニターを使う
- 肘を体に固定する
- 定点で構える
ファインダーを使うと非常にぶれやすいです。なので一脚が使えればそれを主軸としてバリアングルモニターを横に開いて被写体を追います。手首ではなく、上半身のひねりを使うとより安定します。自分が思っている以上に望遠域は動きに敏感ですので、注意が必要です。
一脚が使えない場合は、ネックストラップを短めにして、肩掛けでストラップをピンと張るようにカメラをやや前に構えます。そうするとレンズが固定されてブレにくくなるのでおすすめです。



壇上は無理に追わず、ゆっくりパンするだけでも十分見られる映像になります。
撮影で心がけること
失敗できない場面だと長回ししがちです。しかし長回しが正解とは言い切れない点もあります。
- 無駄な映像が増える
- 編集が大変
- 見返さない
- バッテリー減り・熱暴走の原因
ただこれはある程度経験したり、自分が撮影してみてからの感覚が多分に含まれますので、あえておすすめはしませんが、校長先生の話など後から見返すことはありません。いつでも撮れる姿勢で、ここぞというときにRECをすることをおすすめします。
要所で区切って動画の素材を撮る
自分は大体動画を1分未満で撮影して後ほどまとめ動画などにしています。歌などは1番と2番の伴奏の間は一度止めたり、自分の子どもが出ている場面でも最大3分もかからないのがほとんどです。なので長回しは撮りこぼしがない反面、無駄な場面が多くなりがちです。
保険としてのDVD販売を活用する
卒園式・卒業式ではDVD販売があるケースが多いです。
- 全体記録はプロに任せる
- 自分は子ども中心で撮る
このように役割分担をすることによって、自分の子どもに集中し、無駄な場面を端折ることができます。この役割分担があるおかげでプレッシャーも少なく撮影に臨めるので、自分は迷わずDVDを購入しています。
家族へのシェアは1~2分のショート動画がおすすめ
いろいろな媒体で共有すると思いますが、動画を長々シェアすると容量を食ったり、送信が出来なかったりします。なので短く撮りながらオンタイムで共有し、あとでまとめ動画を1~2分程度に収めたものを作ると大変喜ばれます。
今回使用した機材
まとめ


- 式典内は16-300mmで動画
- 式典外は18-50mmで動画+スナップ
- 長回しせず短く撮る
- 1〜2分にまとめて共有する
この運用にするだけで、撮影の失敗は大きく減ります。特に卒園・卒業式は撮影チャンスが明確なので、そこだけ確実に押さえる意識が重要です。







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